始業前に仕事する人は迷惑?早く出勤する人が注意される理由

lifehack

10分前行動!
始業5分前には着席!
朝の掃除は勤務時間としない!

な~んてことが暗黙の了解だった氷河期世代のsasattoです、こんにちは。

職場に限らず、10分前行動は常識。
無理でも5分前には次の作業(授業)に取り組めるように準備することは「誰かに言われてやること」ではなく「自分から進んでやること」でした。

しかしは働き方も変わり、始業前に仕事をする人を迷惑に思う人が少なからずいるようです。
氷河期世代の私からすれば、早く出勤して始業前に仕事する人が褒められこそすれなぜ煙たがられるのか疑問に思ってしまいました。

あなたは職場で早く出勤する人が注意される場面を見かけたことはありませんか?

この記事でわかること
  • 始業前に仕事をする人の何が迷惑なの?
  • 仕事しなければ早く出勤しても注意されない?
  • 始業前に仕事する人を迷惑に思う心理(会社視点・同僚視点)
  • 早く出勤する人が注意されない方法

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早く出勤する人が注意される理由

なぜ早く出勤する人が注意されてしまうのでしょう?

ちなみに私は店長ですが「7分前」くらいをめどに出勤するようにしています。
え?店長のくせに遅くない?と思ったそこのあなた!

5分前だと遅すぎるし、10分前だと早い気もする。
なので間を取って「7分前に会社着て、3分前には作業できる状態にしておく」、そんな感じです。

なぜ私があえて(あえてですよ!)こんな微妙な時間に出勤するのか、始業前に仕事する人が相手へ与える影響を一緒にみてきましょう。

  • 無言の同調圧力になる
  • 周りに劣等感を与える
  • セキュリティ対策が面倒になる

無言の同調圧力になる

以前誰かに出勤時間を注意されたことがある人いませんか?

先輩や上司から「新人は誰よりも早く出社するべきだ」と耳タコになっている人いませんか?

はい!わたしです!

早く出勤することで、先輩や上司からの信頼を得たような気分になって「早く出勤すること=偉い(評価される)」と思い込んでた時期がありました。

自分に後輩ができたときもなぜか「早く出勤しないと嫌われるよ」と言ってみたり…。
今思うとかなりあべこべですね(笑)

こうして「自分もやってるんだから他の人も早く出勤するべき!」という謎の慣習が出来上がってしまうのです。

誰も何も言ってないのに「みんなが出勤するより早く出社しなさいよ!」という無言(心の声)の同調圧力がかかってしまうのです。

相手に劣等感を与える

そんな同調圧力は、周りの同僚に劣等感を与えることがあります。

何も言ってないのに劣等感になるはずない、と思う人もいるかもしれませんが「何も言われていない=指示されていないこと」すらできないダメな社員なんだと感じたことはありませんか?

言われたことができない場合は、
・実力が足りない
・経験が足りない
だから、足りない部分を補えばいいとポジティブに考えるられると思います。

しかし、何も言われない場合はどうでしょう?

言われないこと=「当たり前の常識」としてプレッシャーになりませんか?

しかも早く出勤することは、特別なスキルが必要ないので

「こんな簡単なことすらできないのか?」

というストレスを付加して相手に劣等感を与えてしまうのです。

早く出勤する人=当たり前の慣習、

が出来上がらないように、周囲にも早く出勤することを強制するのは控えましょう。

セキュリティ対策が面倒になる

誰かが出勤するということは会社のセキュリティ対策も変更が必要になります。

「別に会社にいるだけなんだから」と考えがちですが、早く来る人も通常時間に出勤する人も会社にとっては同じ社員であり守るべき対象になるからです。

会社で万が一火災や災害、防犯上でリスクが発生したとき、誰もいないと思ってた時間に人がいると「なんでそんな時間にスタッフがいるの~!」となります。

誰もいないはずの時間に起きる事件に大抵イイことはありません。

セキュリティ対策(安全対策)は社員がいる時間、いない時間の分けて通常管理されています。
セキュリティ会社へ稼働時間や定休日などを伝えるのはそのためです。

行き過ぎた早出や残業、不必要な休日出勤は、その都度会社のリスクを上げていること自覚しておきましょう。

最近はセキュリティのオンオフ時間も「ログ」といして残るので、セキュリティ会社から「いつもの時間」じゃない時間にセキュリティが可動しないと、会社に電話連絡が来たり、セキュリティ会社の人が来たりします。

「いないはずの時間」に誰かいるこことで起きるリスクがある、ということを知ってほしいです。

早く出勤しても注意されないのはどんなとき?

早く出勤しても注意されない場合と注意される場合の違いを説明します。

  • 業務であるかどうか

早く出勤して注意されるか、されないか、は「業務」であるかどうかです。

かんたんにいうと始業前の仕事を「会社から許可」されている場合です。

会社から許可があれば、業務ですから大手を振って仕事をしましょう。

就業規則に記載されている場合もありますが、始業前に仕事する=時間外報酬が出る場合と出ない場合があります。
会社の雇用形態を確認してみましょう。

自分の会社の就業規則を知ることで、業務のメリハリもつきます。

業務が奉仕にならないように気を付けたいですね。

早く出勤する人でこんな人いませんか?

ここは私の経験からの主観になりますので、すべての人が共感するわけではないと思います。

でも、早く出勤してきてるのに何で注意されるんだろう?と思う人たちには2つのパターンがあります。わたしの主観になりますが紹介していきます!

会社が家から遠い【パターン1】

会社までの距離が物理的に遠い人は、早く出勤している傾向があります。

アクシデントに備えて出勤時間に間に合うように時間調整していることが伺えますので、安易に咎めることはできません。

しかし、常時30分以上も早く出勤するのであればきちんと会社に「30分以上前に会社についてしまう旨を相談しておく」必要があるでしょう。

公共機関のダイヤによる勤務時間変更は難しいでしょうし、車通勤者も30分あとに家を出て遅刻したら元も子もありません。

上長だけでなく同僚にも伝えておくと不要な憶測を避けることができますし、有事には協力してくれる人も出てきます。

周りとのコミュニケーションをとり、自分の事情を知ってもらう努力も時には必要です。

会社を私物化している【パターン2】

会社=自宅になっている人がいます。

これが大問題で、たまにというより、絶対同僚に一人はいます。
(いない人はイイ職場でうらやましいです)

過去に実際見た人の中でありえない…と驚愕したケースを紹介します。

Aさんは、
8:30出勤なのに7:30には会社に来てお湯を沸かし、持参した「弁当」(もちろん朝食)を食べます。

その後は「洗顔・歯磨き」をします。
会社のロッカーには洗面器も用意する徹底っぷり。
Aさんは、会社の流し台は掃除したりしません。使うだけ。

Aさんが食べ終わったころ、通常出勤してくる同僚は、Aさんが朝食を食べ終わり身支度してるとこを横目に業務開始します。

8:30定刻になると、Aさんは朝食もそこそこ(デスクに食べ物置いたまま)に仕事を始めます。

どうでしょう?
定刻に業務開始しているなら問題ありませんか?

会社で身支度してる人見たことありません?

出勤後、会社で洗顔して、お湯沸かしてモーニングコーヒーを入れる(朝ごはんを会社で食べる)ことが福利厚生の一環であるならば問題はありませんが、会社は自宅ではありません。

しかも、会社で明確な規則が無く、出勤時間に間に合って業務開始できるならお咎めなし!のケースが非常に多く、個人的に「家で済ませて来いよ」と思わずにはいられません。

早く出勤する人が注意されない方法

人には人の生活サイクル。

早く出勤したら注意されるなんて嫌ですよね?

安心してください!注意しなくてOK、注意されない、方法があります。

  • 出勤時間の厳守を徹底する
  • 労働時間の順守
  • 各々の事情を理解しあう
  • 時間外活動の許可を得る

どんな方法なのか、具体的に紹介します。

始業開始の厳守を徹底する

これは上長の役割になりますが、会社内(部署・店舗)で始業時間をきちんと守ることを徹底させましょう。

例外を作って曖昧な対応をしてしまうと、なし崩しに会社の自宅化(私物化)が始まってしまいます。
○〇さんは特別、なんて例外を作らず、全員で始業時間厳守を徹底しましょう。

一番はしっかりとした社則があることですが、始業前の作業に明確な表記が無い場合が多く、グレーになっている会社がほとんどなのが、社会人歴27年の実感です。

始業時間をうやむやにせず、

「うちの店舗(部署)は始業開始前5分に席についていればいい。」
「始業開始前の5分前に制服に着替え終わっていること」等、

出勤時間について個人への憶測が及ばないよう、具体的な例を提示をすることをおすすめします。

注意だけでは誤解が生じるので、事前に出勤時間を守らないリスクと周りに与える影響について話しておくことが重要になります。

業務開始時刻を守れない(早すぎても遅くてもダメ)スタッフがいた場合、上長は毅然と設けたルールを守るように注意喚起していきましょう。

労働時間の遵守

シフトや就業規則の労働時間は全員(みんな)で守りましょう。

上長も上司だからとダラダラと残業して会社に居座らず、定時になったら退社を心がけるべきです。

労働時間の遵守は全員で取り組むべき事柄ですが、上長が率先して「定時」を意識することで自然と周りも定時内で仕事をする環境づくりを意識するようになるでしょう。

勤務時間内に仕事を終わらせるぞ!という意気込みと、定時からはプライベートの時間を優先するメリハリのある行動は全員で取り組んでこそ、会社の雰囲気に変革をもたらします。

各々の事情を理解しあう

会社のルールを遵守を意識するだけではもちろんうまくいきません。

人には人の生活スタイル。

同僚の生活スタイルを大雑把にでも把握しておくことが、あなた自身を守ってくれます。

「あの人は片道2時間かけて出勤してくる」
「あの人は徒歩通勤」
「あの人は昨日急ぎの確認たのまれてたな~」等

詳しい事情まで把握する必要はありませんが、大雑把に同僚の情報を持つことで「なぜ」始業前に出勤しているのかに理解がもてるようになります。

もちろん、理解があるからと言って早く出勤してくるとこを注意されないわけではありませんが、相手の行動を考慮して生まれる一拍は無駄な言い争いを減らします。

なんでもかんでも、頭ごなしに注意するのはやめましょう。

時間外活動の許可を得る

暗黙の了解で時間外作業していませんか?

時間外作業をするときは「許可」を取りましょう。

「自分が忙しいのを知ってるはず」
「昨日無理難題頼まれたの知ってるはず」
「自分のノルマが終わってないことは知ってるはず」

あなたの事情を知るのはあなただけです。
忙しい時こそ、あなたが抱えている作業を報告してください。

「私は忙しい」アピールしたところで、あなたの評価は上がりません。

会社で始業前などの時間外に業務を行う場合は、まずは上長に報告しましょう。
上長だけでなく、同僚にもあなたが始業前に仕事すると伝えることで協力体制が生まれます。

まとめ

結論、始業前に仕事をする人は迷惑で注意もされます。

しかし、この3つを守れば、始業前に仕事をしても迷惑も掛かりませんし、注意もされないでしょう。

  • 始業前に仕事をする許可取る
  • 周囲とコミュニケーションをとる
  • 会社を自宅(私物)化しない

自分が始業前に仕事してる人を見かけたら、こんなこと気になりませんか?

  • なぜ早く出勤するの?
  • 始業前に仕事をしなければならない理由は何なの?

事前に自分の考えや業務内容が周知済みになっていれば、大きな問題にはなりにくいはずです。

面倒くさがらず、あなた自身が職場の雰囲気や同僚に与える影響を考え、相手を思いやって行動することが必要になります。

せっかく早く出勤するのですから、気持ちよくその日一日を過ごせるよう配慮してみましょう。